フレット浮き~部分交換~すり合わせ

またまたアリアのアコギのリペア
ヘッド割れ接着、塗装、サドル、ナット交換、ペグ交換...
と色々と手を入れていた。
愛着もってちょくちょく弾いてたが、1弦の3フレット、5フレットの音が詰まる
サドル、ナット交換で基本的な音が良くなり気になるようになったのか、最近なったのか...
とか考えたが購入時からフレット浮きがあったから、それが原因だよな

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手に入れたときにフレットが浮きっぽいとこをプラスチックハンマーで叩いたが指板に密着しなかった。
フレットをハンダゴテで温め

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クイキリでフレットを抜いて

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フレットのRをきつめにしてみた

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フレット溝の端に少量、瞬間接着剤をつけてフレット打ち込み
浮き上がることなくピッタリとはまった!

音を確認。
1~3弦の2フレットの音が...3フレットと同じ音( -д-)
打ち直した3フレットが高いせいだ
最初に付いていたフレットの向きと違う向きに打ち込んだせいか...
もう1回抜いて向きを変えてみようとした。
ピッタリはまっていたのでクイキリが上手く入らずにフレットを傷めてしまった( ;∀;)

以前、ベースのフレット交換した時に余ったフレットがあった。サイズもほぼ同じだったので使う事にした。

フレット山の高さは高いのですり合わせしなきゃだ。

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ネックの反りを確認後、フレットをマジックで塗り、すり合わせ開始
アルミ角材に240番のサンドペーパーをつけてフレットを削る。
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差し金をフレットに乗せて高低差を見つつ、マジックのすれ加減も見つつ削る。

高さが揃ったらフレットの角を丸める。
硬めのスポンジブロックにペーパーを付け、フレットの頂点は削らないようにマジックで塗ってから角度をつけて撫でるように角を削る。
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フレットファイルは持ってないので、ダイヤモンドヤスリ各種で更にフレットの形を整える。
整ったらペーパー240、600、1000番と磨いていき、仕上げにスチールウール、ピカール

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弦を張り、ビビり、詰まりの確認。
キレイに音が鳴るようになった♪

以前ベースでフレット交換した時はフレットの端の処理に苦労したが、すり合わせだけだったら慎重に丁寧にやれば、大失敗はしないかも。