ベース ナット交換~セットアップ

スターリンSUBの塗装、パーツの取り付けが終わったのでセットアップに入る。
バンドでのチューニングはドロップC#なのでダウンチューニング用の弦を使っている。
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ナットの溝を広げないといけないが、牛骨でナットを作る。
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古アコギのナット交換は何回もやっていて、いつも溝も切られている物を使っているが、ベースだとナット幅も色々だし底面のRも色々。弦の間隔もシビアにしたいのでAmazonでブランク材を371円で購入した。
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ナットの横にマイナスドライバーをあてハンマーで軽く叩き、取り外し。

最低限に接着されていたのでキレイに外せた。溝に残った接着剤をヤスリで落とす。
長い部分をカット。塩ビとかを切るノコギリを使っています。

元のナットを重ね合わせて上部の形状を写し、サンドペーパー、ルーターでその形にしていく。
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ナット溝にピッタリはまるように慎重に。

元のナットを参考に弦の間隔を鉛筆で書く。
溝にはめて目立てヤスリで溝を入れる。
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弦を張って、ポジションマークなども目安に溝間隔を確認。

ダイソーのヤスリ、ルーターのビットで各弦の太さに合うものを使い、溝を彫っていく。
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今回、ホームセンターで買った安いルーターのビットセットを使ったが、太さが豊富にあり、なかなか便利だった。ビットを手で持って削ったので使いにくいが、径細目のヤスリで削ってから仕上げに使うと良い感じだった。

ある程度削ったら深さの確認。
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カッターの刃をナット溝とフレット上に乗せて1フレットにコピー用紙が入るくらいを目安に。

同時に弦高もサドルで調整していく。
弦をナット溝に入れチューニングしてネックの反りを確認。
トラスロッドを回し調整。
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トラスロッド調整用の棒とサドル調整用の六角レンチが未開封の状態であった。
保証書には北海道、光栄堂楽器店とある。調べてみると楽天でも通販していたようだ。
工場での検査証に各工程での確認サインがあった。
廉価版とはいえ、しっかりしてる感じ。

…音がビビらない程度にサドルを調整したら、またナット側を追い込んでいく。3フレットを押さえ、1フレットの隙間が僅かに空く程度。
弦高を調整し、オクターブも調整。
開放弦、12フレットだけじゃなくローフレットを押さえチューナーを見るとピッチのズレがある弦があったがナット溝がまだ高いためだった。
いや~調整の大事さを再認識。
ナットを爪磨き等で艶出しして、ナットは完了。
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アンプに繋げ音の確認。多少ビビりがあってもアンプからの出音が良ければいいので。
ハイフレットの音詰まりを聴きながらサドルを上げる。
やっぱ自分の好みの音、弾き心地だと弦高が高めなんだなぁ
4弦2.5ミリ。1弦2ミリ。
まぁ、ネット上の数値じゃなく、自分なりのセッティングで良い音が出せて弾きにくくなければOKだ。
最後にピックアップの高さを調整して完了。

本家スティングレイとは別物だが、パワーあって個性的な音が出て気持ちいい。
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外付けのマイクで動画を撮ってみました。

https://youtu.be/r46o-cu4g1Q