ヤマハFG-160 ネック調整~ナット交換

f:id:turugi-punk:20200222023415j:plain
メンテをして蘇ったFG-160だったけど、やはり弦高が高いせいで、まともに弾けない( -д-)
角パイプによるネック矯正を3回したが弦を張り数週間でまた順反りに戻ってしまっているようだ。
測ってみたら6弦3.5㎜...弦高はサドル調整後と変わりないが、3~7フレット間がかなり順反りしている。
再度ネック矯正してみた。
前回は元起き矯正の為のクランプ位置でやったので、今回は普通に順反りの矯正を少し極端にやった。

※壊れて取り返しがつかなくなる恐れがあります。 

ナットのすぐ下あたりと、ボディージョイント部15フレットあたりに2ミリのベニヤ板スペーサーを置き、その上に角パイプを置きクランプで締め上げ。クランプ位置は2、5、9フレットあたり。
逆反りになるくらい締め上げた。
トラスロッドが限界か確認したくて緩めずにそのままでやってみた。
白熱灯でネックを熱し、しばらくしてトラスロッドを締めてみると限界まで回していた状態だったが、4分の1周くらい回った。そのままの状態で数時間ヒーティングした後は寒い部屋に放置。

翌日...見事に逆反り気味/\ チューニングして弦高を測ると...2㎜!
そして3弦開放の音がビビるどころか、1フレットにぴったりついて1フレットの音が出る。
その他の弦は問題ない。もともとナット溝は限界まで低かったが、また時間がたてば戻ってくるかもなので経過観察。

入手時の弦高...5㎜弱
ネック矯正後...4㎜
サドル調整後...3.5㎜
今回    ...2㎜
このまま落ち着いて欲しいな~!

1週間たっても全然変化なし。とりえず3弦のナット溝を埋めてみようかと思った。
調べると、UVレジンでの溝埋めが手軽で良さそうだったのでダイソーで買って試してみた。
が...
冬の日没直前の紫外線では硬化せず、仕事前に日当たりの良い室内に置いておいてもダメ
休日まで待てないし、手持ちの牛骨ナットもあることだし交換する事にした。

ナットの指板側からあて木をしてハンマーで軽く叩く。最小限の接着だったようでナット溝の剥がれもおきずキレイに取れた。
これが心配だったんだよね~
f:id:turugi-punk:20200222024624j:plain

数ヶ月前からオイルに漬けておいたナットを取り出し研磨開始。

f:id:turugi-punk:20200222025146j:plain

オレは砥石で削っています。直線の出てる薄板をあてがいながらやると、上手いこと削れます。
使ったナットは溝付きの物だが上部の形成がイマイチだったので上部も削って形成した。

ナット交換、溝切りの細かいとこは過去ブログにあります。

f:id:turugi-punk:20200223234012j:plain

3~6弦は溝から半分くらい出るように。1、2弦は面位置くらいに調整してみた。 
溝に埋まり過ぎは良くないとかあるようなので。

今回はナットの磨きに、爪用のヤスリを使った。
f:id:turugi-punk:20200223202118j:plain
手軽に充分キレイになってなかなか良かった☆

終了\(^o^)/

ナット交換し、またネックの反りも戻ってきてるだろうが弦高は2.8㎜くらい。

f:id:turugi-punk:20200223215324j:plain

音も良い♪

元のプラスチックナットの劣化もあったけど、やっぱ牛骨がいいな♪
音がハッキリしチューニングの安定感もある。
ブリッジピンも牛骨が良いんだが、このギターは黒いピンがいいし、新品のプラスチックピンだから劣化するまではこのままだな。

このギターを手に入れてから約1ヶ月。
納得いく音、弾きやすさになった。