ポリ塗装オーバーラッカー、エイジド加工

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久々にベース購入。ライブでも使えそうなアクティブベースないかな~とヤフオクを見ていて、こいつを落札。
ミュージックマンスティングレイの廉価版のスターリンSUB RAY4
送料入れて2万円で落札。本家スティングレイを愛用しているが、このベースの評判も悪くなさそうだし。
白ボディに黒のピックガードは好きだが、届いて見てみるとキレイ過ぎ! 
ボディーの白がスノーホワイトというか、真っ白過ぎ。もうちょいアイボリーっぽい白が好みだが…
金属パーツもピカピカだが、なんか安っぽく見えた。

落札時に実物を見て、好みじゃない白だったら塗装剥がしてオイルフィニッシュにしようかとも思ったが、調べてみるとボディーはバスウッドでオイルフィニッシュには向かない木材。
特にアクティブのベースは分厚いポリ塗装によって音の暴れを抑え、バランスをとっているとかあるみたい。
じゃあオーバーラッカーでビンテージな感じの塗装を目指してみようかと。

ネック、パーツを外す。 ハンダ付けは苦手なので、ピックアップ、配線はそのまま。
サンドペーパーでクリア層を削る。意外と薄くてすぐに下地が出てきた。 削っているうちに木肌を露出させたくなり、こんな感じに。
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ラッカースプレー2種類を使いオーバーラッカーしていく。
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ピックガードのとこはマスキングしました。
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数回塗り重ね乾燥後、エイジド加工。
サンドペーパーで元の白や下地を出した。
クリア層やメインの塗装は薄かったが、シーラ-層がブ厚くて下地が出るまで苦労した。
塗装を剥がしたあたりを自然な感じに削ったりしてたら範囲がでかくなった😅試しに打痕をつけようと適当な工具で叩いたら、かなり陥没した。バスウッドってこんな柔らかいのかと。やはり木肌剥き出しは向かないので剥いだとこもクリアラッカーで吹こう。その前に白い木なので靴墨で着色。 
リアラッカーを吹いていくが、吹きにくい箇所に厚く吹いてしまい、垂れるし、先にスプレーした白塗料が流れて少し失敗した。
注意点は
①クリア前の塗装は1週間ほど乾燥させる。
②クリア塗装1回目はとにかく薄く吹く。
失敗箇所を修正し、クリアを塗り重ねていく。
吹いて1時間乾燥させ1000番のペーパーで軽く水研ぎを5回ほど繰り返した。
またしばらく乾燥期間をおき、1000~3000番まで水研ぎ。

そして仕上げのコンパウンド磨きに入った。 
ここでまた失敗。 
コンパウンドをかけるにはまだ乾燥が足りないのか、コンパウンドがクリーム状だったのがいけなかったのか、スポンジで擦るとネチャついて汚くなった。
またペーパーで水研ぎし、次は液体のコンパウンドでやってみた。
クリーム状のやつよりはいいが、スポンジ、布で擦るとやはりネチャつく感じだし、汚れが着くので、スポンジで軽く塗り、ペーパーウェスをマメに替えて拭き取った。
艶はまだイマイチでムラもあるが、エイジド加工だし、やり過ぎるとハマりそうだし、ベースのセッティングにも早く進みたいので、適度に妥協して終了。
あらためてラッカー塗装は難しいし、時間がかかるな。と。
わかった点は…
◯各工程でのペーパーがけを抜かりなく。塗装を重ねても、思ったほど傷は消えない。
◯乾燥期間をしっかりとる
◯クリア塗装1回目は特に薄く慎重に。
コンパウンドは液体がいい。

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色の濃淡はなかなか良い感じに仕上がり満足!