ギター、傷タッチアップ~クリーニング エピフォンSGスペシャル

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1年前にヤフオクで落札したが、実家に届いたまま放置状態だったギター。
実家で外観と音が出るかだけは確認したけど、なんでこのギターを買ったんだろう・・・
楽器いじり、ヤフオクにハマった時期。
思いだした !
ブリッツのレスポールのブリッジやペグを交換したくてパーツ取り用で買ったんだ。
結局、パーツは交換せず(^_^;) しかもこのSGとダブって古いSGを落札してしまい、手付かずで放置されてた。

そんなエピフォンSGをなぜ使おうと思ったのか☆
アコギでアンジーの「銀の腕時計」を弾いてるうちにMTR宅録したくなってきた。
アンジーのギター、中谷のブースカはSGを使っていたから( ´∀`)
これを期にエピフォンSGを使ってみようと思ったわけ。

ダブって落札したダイヤモンドのSGは録音できるような音にメンテできてないし。

このギターは送料入れて7千円くらいだった。定価2万円くらい。ネックプレートのシリアルを調べると、2006年製造の中国製。
セットネックではない。
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70年代のジャンクギターと比べたらキレイなもんだけど、ステッカーがやっかいだ。
ボディートップの龍のステッカーの下
は傷だらけ。ピックガードは・・・
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スターウォーズ好きだから、ここは好感もてたけど、剥がす!
AC/DCのステッカーもあった。
ネック、パーツを外してクリーニング開始。

しかしステッカー剥がしって面倒だ。 濡れタオルで湿らせたりドライヤーで熱したりレモンオイルをつけてこすったり。嫌になってきてスクレイパーで剥がしてたら新たな傷もつけてしまった( ´-ω-)
やっぱ地道にレモンオイルでコツコツやるしかないね。
打痕や自然な剥がれは気にならないし、味だと思うけど引っ掻き傷は気に入らないので補修する。
コンパウンドで磨いてみたが消えないのでサンドペーパーの600~2000番まで徐々に研磨。だいぶ傷は目立たなくなり、またコンパウンドで磨き。
クリア層をだいぶ削ったため磨いても艶が戻らないのでラッカースプレーのクリアを吹いた。
残ったポツポツした傷が気になる。

ダイソーのマニキュアで似たような色があったので、それでタッチアップしてみることにした。
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ペーパーかける前の写真を撮ってなかった。下の角の打痕とエルボーカット下あたりの小さい傷をタッチアップ。
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色合わせ用に赤系を2つ買ったけど濃い赤だけで大丈夫だった。乾いたらクリアコートを塗る。
傷が埋まるまでクリアを重ねるか、瞬間接着剤で埋めれば、さらにキレイに仕上がるが今回はここまでにしといた。
小さいキズは竹串の先端にマニキュアをつけてタッチアップした。
翌日コンパウンドで磨き。
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車のタッチアップもそうだけど、元の塗装との艶の差を目立たなくするのが難しい。木目や薄い色ならまだいいかもだが、深追いしないほうがいいね。

次はネック。フレットを磨き、指板はオイルで拭き上げ。
このオイルがいい感じ!
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定番のレモンオイルより保湿力があり艶が違う。

ペグが1つ曲がって動きがおかしいので、手持ちのペグと交換。
アリアのアコギから外したペグとほぼ同じだった。穴位置は微妙にズレるので、穴埋め~取り付け。

各種パーツを取り付け完成♪
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バラした時に気づいたけど、変な箇所が・・・
ピックガードの形状が変。 ピックアップ間に隙間があるし、ピックガード端がヴォリュームノブに干渉するくらいになる。
交換した形跡はなかったが謎だ
もともとノブが付いてなかったし手持ちのジャズべのトーンノブを付けた。
偶然、トニー・アイオミみたいでいい(^-^)

ネックも変。
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指板がツバ出しになってるがボディーから浮いている。エピフォンのボルトオンネックのSGはこうなのか!?
ツバ出し指板にしないとネックポケットがフロントピックアップのザグリと開通してしまうし、ネックに段差を付けて加工すればいいけど・・・まぁいいか!って感じ。
試作品か!?
ネックポケットの仕上げが雑だったり、エスカッションのネジの長さがちぐはぐだったりちゃんとした音がでるか心配だ((( ;゚Д゚)))

弦をはり音出し。

実家に15年以上前に買った弦のセットがあったのでそれを張った。
箱のなかにはフェルナンデスの弦も入ってた♪
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アンプに繋いだが音が出ない。やっぱジャックか?と思ったらシールドが死んでた(^_^;)

無事に音が出た♪

ネックは反りもなくフレットの減りも少ないし弦高を低くセッティングできた。
弾きやすいし音に問題も無し♪
このSGは1ヴォボリューム1トーンでシンプル。
リアでもフロントでもトーンを絞ってもなかなかいい音だ。
あくまで持っているブリッツのレスポールとの比較だけど、迫力ある低音は少なく軽めの音だが、中音域の響きも良くSGらしい音。

使えるギターになった\(^o^)/
銀の腕時計のエレキギターパートのコピーして録音しよう!

コンタクトピックアップ ¥398

アコギいじりも落ち着き、弾くほうを楽しんでいる。
もっぱら昔聴いていたバンドのアコースティック調の曲を弾いている。
レッチリのunder the bridgeはアコギで弾いてみたかった曲だったけどYouTubeにフィンガースタイルでカッコいい動画があったので練習してフィンガースタイルも楽しいな~と。
そして、そういえばあの曲も弾きたかったな~ていう曲を思いだした♪
アンジーの「銀の腕時計」
ネットで見てもコード符もないので耳コピで練習中。

ベースを始めた頃もやってたけど、ある程度弾けるようになったら、弾いてる音を録音して聴いている。
客観的にダメなとこがわかるし、音の聴こえかたも違うから好きなんだよね。
スマホで撮って車で聴いたりしてるが、指弾きでソフトに弾く曲は音が小さくて、もう少し大きい音にできたらなぁ...
と思っていたとこ、アコギピックアップってどうなんだろうと。
バンドのデモ曲作りにアコギの音を入れて録音してみたいってのもあったし、なんか安くて使えるもの無いかと探してみた。

そして選んだのはこれ☆

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Amazonで398円!
最初はサウンドホールに取り付けるタイプのにしようかと思ったが2週間後に到着予定になってたから即日配送のこれにした。

シールドをアンプとピックアップに繋いでみる。最初差し込み口が固くてしっかり入らずノイズしかでなくて、不良品か!?とちょい焦ったが気を取り直し、聴診器みたいなマイクをボディートップにあて、弾くとちゃんと音が出た♪
ジャックはエンドピンに固定できるようになっている。
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ピックアップをどこに配置するか決める。
ギターを寝かしながらだとやりずらいので耐震粘着マットをピックアップ裏に貼って探ってみたが厚すぎで音の拾いが悪くてダメ
Amazonのレビューに磁石を使ってボディーに固定する方法が書いてあったので試してみた。
宅録に使うだけだし、貼り付けたくはないしね。

ピックアップ裏に両面テープが付いてるのでダイソーの強力磁石を貼り付けて、もう1つの磁石をサウンドホールから入れて固定。
バランス良く音が出たのはこの辺だった。

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アンプ直でちゃんと使える音が出た♪
ベース用のマルチエフェクターに繋いでみる。
操作が分かりにくくて使ってなかったが、ハウリングしまくり。適当にいじりコーラスをかけたらいい感じの音が出た。

ライブで大きい音量で使えるかはわからないけど、簡単に録音したり、音色を変えて楽しむには充分だ。

これはいい!

ヤマハFG-160 ネック調整~ナット交換

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メンテをして蘇ったFG-160だったけど、やはり弦高が高いせいで、まともに弾けない( -д-)
角パイプによるネック矯正を3回したが弦を張り数週間でまた順反りに戻ってしまっているようだ。
測ってみたら6弦3.5㎜...弦高はサドル調整後と変わりないが、3~7フレット間がかなり順反りしている。
再度ネック矯正してみた。
前回は元起き矯正の為のクランプ位置でやったので、今回は普通に順反りの矯正を少し極端にやった。

※壊れて取り返しがつかなくなる恐れがあります。 

ナットのすぐ下あたりと、ボディージョイント部15フレットあたりに2ミリのベニヤ板スペーサーを置き、その上に角パイプを置きクランプで締め上げ。クランプ位置は2、5、9フレットあたり。
逆反りになるくらい締め上げた。
トラスロッドが限界か確認したくて緩めずにそのままでやってみた。
白熱灯でネックを熱し、しばらくしてトラスロッドを締めてみると限界まで回していた状態だったが、4分の1周くらい回った。そのままの状態で数時間ヒーティングした後は寒い部屋に放置。

翌日...見事に逆反り気味/\ チューニングして弦高を測ると...2㎜!
そして3弦開放の音がビビるどころか、1フレットにぴったりついて1フレットの音が出る。
その他の弦は問題ない。もともとナット溝は限界まで低かったが、また時間がたてば戻ってくるかもなので経過観察。

入手時の弦高...5㎜弱
ネック矯正後...4㎜
サドル調整後...3.5㎜
今回    ...2㎜
このまま落ち着いて欲しいな~!

1週間たっても全然変化なし。とりえず3弦のナット溝を埋めてみようかと思った。
調べると、UVレジンでの溝埋めが手軽で良さそうだったのでダイソーで買って試してみた。
が...
冬の日没直前の紫外線では硬化せず、仕事前に日当たりの良い室内に置いておいてもダメ
休日まで待てないし、手持ちの牛骨ナットもあることだし交換する事にした。

ナットの指板側からあて木をしてハンマーで軽く叩く。最小限の接着だったようでナット溝の剥がれもおきずキレイに取れた。
これが心配だったんだよね~
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数ヶ月前からオイルに漬けておいたナットを取り出し研磨開始。

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オレは砥石で削っています。直線の出てる薄板をあてがいながらやると、上手いこと削れます。
使ったナットは溝付きの物だが上部の形成がイマイチだったので上部も削って形成した。

ナット交換、溝切りの細かいとこは過去ブログにあります。

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3~6弦は溝から半分くらい出るように。1、2弦は面位置くらいに調整してみた。 
溝に埋まり過ぎは良くないとかあるようなので。

今回はナットの磨きに、爪用のヤスリを使った。
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手軽に充分キレイになってなかなか良かった☆

終了\(^o^)/

ナット交換し、またネックの反りも戻ってきてるだろうが弦高は2.8㎜くらい。

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音も良い♪

元のプラスチックナットの劣化もあったけど、やっぱ牛骨がいいな♪
音がハッキリしチューニングの安定感もある。
ブリッジピンも牛骨が良いんだが、このギターは黒いピンがいいし、新品のプラスチックピンだから劣化するまではこのままだな。

このギターを手に入れてから約1ヶ月。
納得いく音、弾きやすさになった。

アリアADW-71N ブリッジプレート補修

またまたまたアリアのアコギ
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ヤマハFG-160のメンテが終わったので、3弦が切れたまま、しばらく放置されてたので弦を張ろうかと

FG-160でブリッジプレートの補修をした時に、このアリアもきっとブリッジプレートが傷んでいるだろうな~と思ったので、弦を外してスマホで撮影を。

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( ; ゚Д゚)
想像を超えてた!4~6弦間が大幅に剥がれて無くなっている。接着剤が見えてる。
良くみたらブリッジプレートの板目の向きが縦だ。内部にボンドの跡が残ってたりしてるし、修理歴があったのかな。
高音弦の音が細く、強くストロークすると暴れる感じだったのは、これが原因かな
FG-160では補修前後の音の比較は出来なかったので、今回の補修はブログに記録しておくことにした。

開始!!

あまりにも範囲が広いから張り替えた方がいいんだろうけど、道具も技術もないので前と同じ補修をする。

パテ埋め

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メイプルの5㎜板材を切ってタイトボンドで接着。
FG-160の時は3㎜くらいに削ったが、ピンの長さも十分あるし、そのままの厚さにしといた。

補強板貼り付け

ブリッジプレートの端に合わせて補強材を貼り付け...
これが失敗だった
接着後に穴を開け、スマホで見たらまっすぐ張ったはずなのに補強板から穴が外れていた
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元のブリッジプレートの端も欠けていて直線が出ていなかった。
幸い、接着してから半日しかたっていなったのもあり簡単に補強材は外れた。
もっと大きめに作って張り直しだ

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丸1日置いて穴開け。パテで埋めた面積が多いのでしっかり接着できたか心配。
慎重に細いドリルから、だんだん太くしていき穴開け。
無事に穴が開いた。
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穴位置も大丈夫だ。

弦を張るとこんな感じ
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チューニングを合わせる。違和感やきしみもなくなった。
音は...

いい!
強くストロークした時も音の暴れもなくなり、しっかり振動が表板に伝わっている感じが明らか☆
枯れた音がパワーアップした♪
5㎜のメイプル板を張った事による悪影響は...
元の状態が悪かったから特に感じなかった(^o^;)
古い中古アコギを買ったらブリッジプレートも要チェックだね。

しかし、このギターは色々と修理、調整したな~
愛着が増す

今、家にはアコギが4本有ってヤマハ2本、モーリス、
このアリア。
どれも70~80年代の物で音の個性も色々だけど、このギターが1番弾きやすい。
ネックの状態、弦高、ネックの握り具合も1番しっくりくる。
大事に弾いていこう♪

ヤマハFG-160  セットアップ~割れ補修

ヤマハFG-160 メンテ記録③
サウンドハウスから荷物が届いたので新しい弦を張ってみた。プレイテックの激安品
サドル調整とかで何回も張ったり緩めたりしていると弦が切れる事が多かったので、とりあえず一番安い弦を何セットかまとめ買い。
弦高がまだ4㎜と高い。角パイプでネック調整をして順反りは治っていたが元起きが問題かな...再度、角パイプでネック修正。
今回は元起きを修正するべくクランプ位置を変えたりナット側に板を挟んだりしてみた。
その間サドル高さも調整。
ブリッジ溝に対してサドル長さが短かった。外すときも幅があってないのかキツキツだった。さすがにオリジナルのサドルではないね。弦溝まで掘ってある。
手持ちの牛骨サドルと替えようと思ったが、FG-160はサドルが長いのね。
とりあえずは付いていたサドルを使うか。
上面の溝を削り、手持ちサドルを参考にオクターブピッチ位置を加工してみた。
そして底面をギリギリまで研磨。牛骨製だった

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ネックヒーティングを終え弦を張り弦高を確認。
6弦3.5㎜ 1弦3㎜ 
FG-201Bでやったように、弦をエクストラライトにすれば弦高は下がるけど、このギターにはマイルドさは求めないので、とりあえず良しとしよう。

やっぱ、この頃のFGは基本的に弦高が高い設定なのかな。ブリッジも厚いし、ネックの角度とかね。

ナット溝は問題なかったのでそのまま。
ブリッジピン穴は溝切りをした。
サドルをギリギリまで低くすると、サドルに対する弦の進入角が緩くなりすぎて、まともな音がならなくなるのはFG-201Bで経験してたので。

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重要な補修、調整は済んだ♪

次はここ
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サウンドハウスで買ったエンドピンを...
明らかに太い(ー_ー;)
穴は6㎜弱 エンドピンは8㎜
商品説明に寸法は載ってなかったので、どのギターでも共通かと思ったけど、違い過ぎだ~

とりあえずサンドペーパーやダイヤモンドヤスリで擦ってみるが、削りにくいしなかなか削れない。
試しに穴にあてがってみる。
ぐいっと...

やらかした( ゚ロ゚)!!

つき板が割れた ショックで写真は撮らなかったが、すぐに浮いたり剥がれたとこをタイトボンドで接着したとこ
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翌日、穴をドリルで大きくした。

傷を瞬間接着剤で埋めて翌日研磨してタッチアップペンで補修。その他の傷も補修。 ダイソーのタッチアップペン、マホガニーとウォルナット色なかなか色が合って、いい仕上がり。そしてピンを挿入。
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予想外なとこで苦戦しちゃったな
最後にストラップピンの穴があいていたので取り付けて完成☆

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さて肝心の音は評判通りに音は大きく、低音はバックから腹に響き、高音は独特な鈴鳴りとリヴァーブな響き。いいね! 

メンテ直後に弾いた時より翌日の方がバランスや鳴り方が良くなった気がした。
手を加えたところが馴染んでくるのか、眠りから覚めてきた感じだ♪
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計算したらこのギターに使ったパーツ、道具代は約3200円
ギターは送料と合わせて5300円
この金額でこれだけ楽しめるアコギいじりは最高◎

ブリッジピン浮き...ブリッジプレート補修

ヤマハFG-160のメンテ記録②
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こんな状態でした。
弦を切って外してみる。弦のボールエンドがひっかかり、スムーズに抜けない
内部はどうなってるんだろう~
スマホを突っ込み撮影

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傷んでるな~ボールエンドがこの板にめり込んで、ピンが飛び出していたか
はじめてアコギ内部を見た。ブリッジ裏にもう1枚補強板が張ってあるのか~ブリッジプレートっていうのね
弦とピンをもう一度入れてみて確認

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このまま新しい弦を張ってみてみようかとも思ったが、怖いので補修方法を調べてみた

① ブリッジプレートの穴を面取りして、その穴にぴったり合う木栓を接着後に穴を開けなおす

②  ブリッジプレートの上にもう1枚、板を張り穴を開ける

③ ブリッジプレートはそのままで、弦のボールエンドに木製の部品をつける。(ヤフオクで買えるピンレスストリングストッパーという品)

...③が一番簡単だが2000円。弦の進入角が変化してテンションが緩くなるらしい。 できるだけ本来の音を鳴らしたいので、他の方法を試すか

手持ちの工具、安く買える工具で出来るか考え、材料を探す。
この時もギターいじりの楽しい時間だよね

結果①の方法をやってみる事にした。時間はあるのでコツコツ丁寧にやればなんとかなるかなと

開始!

まずボロボロの穴周りをキレイに
ダイソーのこれ
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尖ったほうを使って、手にもってホール内部に腕を突っ込みガリガリ

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それっぽくキレイにできた

で、この穴を埋める栓をつくる

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メープルの角棒 近場で買えてギターに使える材料はこれだったので...

小刀とヤスリで形を作る。何度もブリッジプレート穴に合わせてみて確認

数年前、息子が太鼓の達人で使うバチを作りたいと丸棒を削って作ったことがあったが、それを思い出した(笑)

何日もコツコツと作業し、栓はできた。

タイトボンドで貼りつける。翌日、穴開け。

ブリッジまで届くクランプはないので、手であて木をもち電動ドリルで穴開け(危険)

はい!失敗(ToT)

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まともにできたの1箇所だけ。色々失敗の理由はあるが、このリペアは素人には無理だわ
ちゃんとした道具と技術がないとね

失敗したので②の方法に挑戦。

ダイソーのウッドパテで穴埋めして平らに

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メープル角材を買ったホームセンターにメープルの板材もあったので、それを使う。
ブリッジの大きさに合わせつつ、ブレーシングに干渉しない大きさに板材を切る。
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厚さ3㎜の板があればよかったけど5㎜の板しかなくて、これでは厚過ぎる。
必要以上に厚いと重くなるし音にも影響しそう。
なによりもともとのブリッジピンの長さがギリギリで
市販品の物より5㎜短い20㎜だった。
市販品の25㎜の物に替えてもギリギリになりそうなの
でボールエンドが引っ掛かるあたりを部分的に彫刻刀で削った。
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そして貼りつけ
強力に貼りつける必要はないだろうし、失敗した時に剥がせるようにタイトボンドを水で薄めて塗った。
サウンドホール内にスマホを入れて位置を確認しながら合わせて貼り付け。
手でしばらく圧着。

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丸1日おいて穴開け。
穴径は5㎜だが、まず4.5㎜で慎重に穴開け。また手であて木をしながら。次に5㎜のドリルで穴を広げた。

無事に剥がれなく穴が開いた\(^o^)/

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ブリッジピンを入れてみると当然短くてボールエンドを支えられなそうなので換えなきゃだ。

数日前にサウンドハウスで色々と注文したが、ブリッジピンを忘れてた(^o^;)

地元の楽器屋を見たら置いてあったので購入。
605円。サウンドハウスで一緒に注文しとけば送料なしで100円だったが地元の楽器屋もたまには使わなきゃね。

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右のは元のピン。

弦をブリッジに入れピンを差し確認。

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ガッチリ固定できてる♪
今日届くと思ってたサウンドハウスの荷物が来なかったので今日はここまでだ。

オレが持ってるFG-201Bやアリアも古い物だし、ブリッジプレートが傷んでいそうだな。特にアリアは弦を張る時に違和感あったから、また弦を交換する時に見てみよう。

角パイプでネック修正

先日購入したヤマハFG-160のメンテ開始(ФωФ)
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ネックがかなりの順反りで弦高が高い。
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トラスロッドが効くか確認...
わずかにしか締めれない...左に回すとすぐにゆるゆるな感じになり変だ( ; ゚Д゚) 壊れて何も効かないのか..

何か自分で出来るネック修正の方法ないか、ネットで調べたら、ありました!

アルミの角パイプを買ってきました。1000円くらい
幅がもっと広いものがあれば良かったけどまぁ大丈夫かなと。
ネックの長さに合わせて50センチに切断。
フレットの上に乗せてみるとかなりの順反りがわかる。差し金でも細かくみると元起きもしている。

指板の保護のために指板をキレイにして保湿
オレはまずジッポーオイルで汚れを落としてから、柄油で保湿と保護をします。

トラスロッドをゆるゆるに緩めフレットの上に角パイプを乗せて、クランプ3つで固定。ネック裏はベニヤ板をかまして締める。

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そしてハロゲンライトでネックを加熱

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指板側、ネック裏、1時間おきに位置を変えながらライトを4時間くらいあてた。

クランプはそのままで一晩、寒い部屋に放置

結果

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かなり修正できた!

数日後には若干戻ってきたけど、1~12フレット間は軽い順反り。元起きは直らなかったが十分でしょう。

トラスロッドもネックを温めた後、締め幅が増えた。
まだ他の箇所も修理が必要なので、全て終わって弦を張ったらどうなるか