Fishman Presys プリアンプ取り付け

マグネティックピックアップを繋ぐプリアンプを探していた時にAmazonで目に付いた商品。
アコギパーツをAmazonで探すと良く出てくるYibuyてメーカーで。プリアンプ部にコンデンサーマイクが付いていて、ピエゾの音とマイクの音をブレンドして使えるという。評価も良くて画像ではロゴは表示されていないが、フィッシュマンの偽物だか、OEMの物らしい。
マグネティックピックアップを繋ぐには仕様が合わなかったが、過去にエレアコ化してピエゾピックアップを取り付けたアリアに試してみたくなり購入
。2153円だった。
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 フィッシュマンだ😁
Amazonのレビューやネットにも沢山情報があり、型紙を探してプリントアウト。
切り抜きボディサイドにあてがい、できるだけ平面な所に位置決め。
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ルーターで穴開けしようとAmazonで購入したが、パワーがなく切断には使えず、結局ドリル、カッター、ノコギリで穴開け。
本体を回転させ内部に電池を入れるようになっているので、角などちゃんと切らないと開かない。
かといって大雑把にやるとネジの取り付け穴がギリギリになったり、隙間が出来てしまうので慎重に。
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ネジの穴も慎重にドリルで下穴を開けて。
自分は穴開けがずれて、やり直しました。
内部でネジを受けるパーツがあるので、しっかりネジを締めれる。やりづらいけど。
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ピエゾとジャックを取り付け。
ジャックはエンドピンジャックに替えてあったので問題なし。
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元のピエゾはこんな感じ。
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今回のピエゾは長さがあるのでサドル溝の端にもう1つ穴開けしないとだ。
穴開けを斜めにやり過ぎてブレーシングを彫ってしまった💧
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致命傷にはなっていないと思うのでこのまま
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ピエゾの高さは前の物と変わらないのでサドルもそのままセットし弦を張り完了。
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チューナーが便利。思ったより良い精度
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イコライザーを色々いじってみる。このプリアンプのウリのマイクのブレンドをしてみると20%以上回すとハウってしまい、プリアンプ側面にあるマイクゲインのツマミを調整しなきゃかな...
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と思ったが環境を変えたら、(部屋、アンプ、シールド)多少あったノイズも無くなり、マイクブレンドをMAXにしても大丈夫だったので、とりあえずそのまま。

以前のピエゾのみプリアンプ無しとは全然違う出音。
マイクをブレンドした音が気持ちいい!
またしても眠りについていたアリアが甦った。

これは大当りな商品だ。自分の持っている他のアコギは弦高が高く、サドルを限界まで削っているものばかりでピエゾをセットできないが、またエレアコ化の際には、このプリアンプをリピートしたいな。

アコギエレアコ化 プリアンプ、マグネティックピックアップ取り付け ZEN-ON RF-150

YouTubeでギターメンテ、改造をされているimaginosさんの動画に触発されて挑戦しました。
https://youtu.be/9HqW48abuzI
自分の質問にも答えて頂きました。
フィッシュマンのマグネティックピックアップとプリアンプを取り付ける動画。
マグネティックピックアップを試したいとは思っていたが、単体ではライブではキツイみたいだし、ライブやるわけじゃないけど、どうせなら実戦で使える仕様にしたいと思っていた。

エレアコ化するギターはZEN-ON RF-150

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見た目はGibson Dove風だがフォークサイズの小ぶりなギター。
このサイズのギターはヤマハfg150Fを持っていて、音もヤマハの方が好みでゼンオンはあまり弾いていなかったのでエレアコ化する事にした。

Amazonでプリアンプを物色。
安くて、ちゃち過ぎなくて、ジャック部分が簡素な物を探し購入。
1859円
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プリアンプにRがついているのでプリアンプをギターにあて、Rが合う位置の中心に取り付けるように。
プリアンプの寸法を測り型紙を作りボディに線を引いた。
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Amazonで一緒に安いルーターも注文したがChinapostの発送でいつ届くかわからない状況で待ちきれなかったので、手持ちの工具で加工。
直線部分は定規をあて、カッターナイフで型の線をなぞる。
3ミリほどのドリルとカッターを使いノコギリが入るくらいに穴開け。
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角はドリルとカッターで
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ヤスリで形を整えプリアンプ部の穴開け完了
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次はジャック部分。以前こんな事もあろうかと買っていたエンドピンジャックを使用。
穴開けは最小限にしたいし、ストラップも使いたいので、この選択をしました。
元のエンドピンを外し
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リーマーとドリルで12ミリに穴を拡張
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元のジャックから配線を外しエンドピンジャックへハンダ付け。
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セリアに売っていた握ると離すピンセットを初めて使ったが良かった。
ハンダ付けは下手で苦手。 シールドをアンプとジャックに繋ぎピエゾを叩いて確認。
問題なかったのでエンドピンジャックとプリアンプをボディに固定。
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ここからが今回のエレアコ化のポイントで、マグネティックピックアップをプリアンプに接続できるように改造する。
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今回ヤフオクで1000円で購入。
ホントはフィッシュマンが欲しかったが金欠で(;;)
Amazonでも探したがマグネティックピックアップはあまりなかった。このピックアップも過去にAmazonで売っていたみたいだが現在は無し。

ピックアップの配線を適度な長さで切断し2.5㎜のミニジャックをハンダ付け。
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ピックアップのジャックをプリアンプに差し込みピックアップをボディに固定。
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配線を結束バンドとパーツを使って、まとめて内部に張り付けて完了。

音を確認。 
ノイズも少なく、なかなかの音色。イコライザーの効き具合もいい感じだ。
手に取る事が少なかったギターが新たに復活し、満足いく改造になった。
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TAKEHARU GUITAR WT-130 ナット、サドル交換

バックを再塗装したTAKEHARU GUITAR
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塗装の乾燥を待ちながら調整。購入時の弦高
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3.1ミリくらいだったのでそれを元に牛骨でサドル作成。
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とりあえず元のサドル高さの寸法から1ミリ低く作成。
Rゲージで確認しながらRも調整。
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クリーニングしておいたペグを取り付け弦を張ってみた。ナットは元の物。

・・・弦高4ミリもある。元のサドルより低く作ったのに弦高は上がっている。
最初に測った弦高はネックが逆反りしている状態で測ったから参考にならなかったのか。
今まで逆反りのネックがなかったから、うかつだった。
3ミリ以下にするにはサドルをあと2ミリは削らないとだ。
そうするとサドルはブリッジの面ギリギリだな。
今まで手に入れたギターは大体弦高が高く、今回の様な事もあったので慣れっこだ。
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ブリッジピン穴の溝切り
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サドルがブリッジ上面ギリギリな場合は深く溝を彫る。
ルーターや色んなヤスリを使い溝きり。サドルにちゃんと弦のテンションがかからないとビビりや、張りのない音が出るので、何度も弦をチューニングして出音を確認。
ブリッジ表面は塗装されていたが削ってオイル仕上げした。

次はナット交換。元のナットを目安に高さ調整。
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大体の高さが出たら接着し溝の深さ調整。

調整後の弦高は約3ミリ
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持っているアコギはみんなこのくらいの高さだし、弾きにくさも感じないのでOK

完了

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直後はなんか鳴りがイマイチに感じたが数日弾いてるうちに鳴りが良くなってきた。
いつもこの感じが好きだ。
バランスのいい鳴り方でまろやかな音。弾いていて気持ちいい。
この年代のギターは色んな問題がある事が多いが、ホコリまみれのボロギターを復活させるのはやっぱ楽しいな♪︎

TAKEHARU GUITAR WT-130 清掃、カビとり、白濁再塗装

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まずはざっとクリーニング。
ペグ、ロッドカバー、ナット、サドルを外す。
サドルはラジオペンチで掴まないと外れないほどきつく溝に入っていた。
DAISOのウェットシートを使ってみました。
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ホコリは凄かったがヤニ汚れはなかった。
サウンドホール内部はカビがふいていてラベルも見えなかった。
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刷毛で内部を掃除し、ブロアで吹き飛ばし。
ラベルの端が剥がれていたので昔ながらのチューブ糊で接着。1日放置。
紙についたカビ汚れ落としにはエタノールが良いらしいのでペーパータオルに無水エタノールを染み込ませて、そっとラベルを拭きあげ。
内部全体も手の届く限り拭きあげ。
ホール内部の清掃にエタノールを使ったのは初めてだったが、においも取れる感じでいいかも。

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ラベルもなかなかいいデザインだ

ボディー塗装の劣化が気になる。

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良く古いギターで白濁とかいうけど、その類いかな。
当時の塗料に混ぜた硬化材が良くなかったとか、湿気に反応してなるとか諸説あるようだが、このギターはカビもあったし保管状況が悪く湿気が原因だろう。

塗装表面に気泡があったり、色がぬけている所がある。
表面のクリア層をサンドペーパーで削れば少しは良くなるかな...と240番のペーパーで気泡部分を擦ったら、トップとサイドは良くなりそうだったがバックは余計目立って酷くなった( ´Д`)
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バックだけ再塗装だな

今までギターを塗装して満足いく仕上がりになったのはオイルフィニッシュだったので、今回もそうしようかと思ったが、トップ、サイドが分厚いクリアのポリ塗装でバックだけマットなオイルフィニッシュも変になりそうなので他の方法を考えた。
仕上げにクリアラッカーで仕上げたいが、今までよい仕上がりになった事がなかったので調べていたら簡単そうで自分のイメージしている仕上がりになりそうなブログがあったので参考にしました。

https://akn5.com/post-0331/

ホームセンターで、このブログで使われていた塗料を探した。
油性ニスのスプレーがあったが、ちょい高価だ。
同じメーカーの同じ成分の通常の塗料は3分の1の値段。
スプレーの方がムラなく塗れそうだし手軽だけど、残ってももったいないし結局、安さを取りました。

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塗装剥がしに入る。
コロナワクチン接種の休暇日、ワクチン接種後に嫁子供がいない間に爆音でサンダー。
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ここはケチらずに、空研ぎペーパーじゃないとダメだね。

エレキのポリ塗装に比べたら薄いが、やっぱり大変。
固く絞った濡れタオルで拭きながら、シーラーまでちゃんと削れたか指でも触って確かめる。
剥がし完了。

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油性ニスで着色。

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粘度がけっこうあるので薄め液を少し入れた方がムラなく塗り易いかも。

3度塗りした。

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サイドとの色の違いもなく自然だ。
リアラッカーを吹かなくてもいい位の艶もあるが、1週間ほど置いて乾燥させてから仕上げに入る。

調べた中で評判のいいアスペンラッカースプレーを使用。

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1回目のスプレーは軽く薄く吹く。
過去に失敗した事もあるが、ラッカーを吹いたら下塗りの塗料が溶けて台無しになったので慎重に。

下塗りをしっかり乾燥させてから仕上げる事は前提だが、下塗りとクリアラッカーの相性もあると思う。
水性の下塗りより、油性ウレタンの方がいいみたい。
乾燥~スプレーを5回ほど繰り返した。
トップとサイドのクリア層をサンディングした部分と周辺も同様にスプレー。
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ナット、サドル等のメンテをしつつ1週間ほど乾燥させてコンパウンド、ポリッシュで仕上げ。

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ポリウレタンのツルツルテカテカじゃなく落ち着いた艶がいい感じだ。
バックは導管の深い所にコンパウンドが入りこんでしまった。
今回のやり方だとコンパウンドでの磨きは不要だったかも・・・まぁ目立たないから良しとしよう。
塗装で気にしすぎるとハマるしね。
これからは塗装が劣化したりステッカー跡の残ったジャンクアコギも気にせず購入しちゃうかも😝

TAKEHARU GUITAR WT-130

持っているアコギを再メンテしたりしてガマンしていたが、またコロナの影響で予定されていたライブが延期になったストレスもあり、久しぶりにヤフオクで落札。
THUMBのDoveタイプが気になったが写真を良く見るとサドル付近のブリッジが欠損しているように見えたので深追いせずに他を探してみて目についたのがモラレスとタケハルギターだった。
タケハルギターに終了時間間際に入札し、あっさり落札。

511円とコンビニ決済手数料200円だったが送料が高く4180円。
まぁ5千円以内ならいいかなと。
佐川は送料が高いので敬遠されて逆に落札しやすいのかも。

YouTubeでタケハルギターの動画見て好印象だった。よく知らずにいたが木曾スズキのブランドの中の1つ。

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ヤフオクの写真でもわかる汚れっぷりだったが....

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ラベルがカビとホコリで型番がわからない。

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不具合ヵ所がないか確認。

まず塗装の劣化が目立つ。白濁とはまた違う感じがするが、クリア塗装かその下塗りのシーラーが気泡のようになりボコボコしてる。
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ピックガードの下の方の白いものは、山本丈晴氏のサインプリントが剥がれているもの。

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バックの塗装が特に酷い。

3弦以外は弦が張られていたのでペグを回しチューニングをしてみる。
ペグは意外とキレイでがたつきもなく問題なし。
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トップの膨らみは僅かにあるが、テンションかけてもブリッジの浮き、剥がれは大丈夫そうだ。

弦高は約3.1ミリ。サドルもまだ削る余裕あり。
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弾いてみると4、5、6弦の解放がビビるというか鳴らない。
ナットがダメか。
弦を外して定規をあててみると、予想外の逆反り。トラスロッドの調整がきいたので緩めてみると反りは直った。
ナットがダメかと思い外してしまったし、プラスチックだし、いつもどおり牛骨に交換だな。

内部のブリッジプレート
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予想外に全然キレイ。今まで買ったなかでこんなにダメージ無いのは初めてだ。ローズウッドのブリッジプレートは初めてだが、それがいいのか。

カビや汚れ、塗装の劣化は酷いが大きな問題は無さそうだ。

内部の汚れを刷毛で掃除するとラベルの文字が見えた。
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1975年製のWT-130

ネットで下調べしてた時に、ヘッドにある模様の数がグレードを表しているかも...とありWT-200以上だと思っていたら130だった。

ラベルのカビが取れて、このギターの詳細がわかり良かった☆

まずはざっとクリーニングからメンテ開始だ

ブレーシング、ブリッジ接着~ ブリッジプレート補修 Kansas W-180

ブレーシング、ブリッジの接着が済んだが、ブリッジ接着時にブリッジプレートのダメージを広げてしまった事もあり補修をした。
ブリッジを自作の治具でブリッジとブリッジプレートを挟みクランプしたんだが、木製治具に養生しなかったのでブリッジピンの穴からはみ出たタイトボンドで接着されてしまい、外すのが大変だった。
しかしタイトボンドの接着力は凄いな!
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ペーパーがけして
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以前、ブリッジプレートの補修をしたが、その時はメイプル板を加工し貼り付けた。

YouTubeでジャンクアコギ、ギターのリペアをしている方の動画があり参考にしました。


https://youtu.be/nGagp4tfOo4

薄い鉄板を貼り付けるやり方。
Gibsonのアジャスタブルサドル的な音を狙って、サドル下にアルミ板を敷いているって方のブログもあったし、このギターもナット、サドル、ブリッジピンをブラス製にし金属的な音を狙っていたので、うってつけだ。

ちょうどDIYに使った100均のアルミ板があったので、それを使った。
ブリッジにマスキングテープを貼り鉛筆で穴位置を転写。
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ハサミでカットし穴位置を転写したマスキングテープを貼り付け穴あけ。
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元々、アルミ板に両面テープが付いていたのでブリッジプレートに貼り付け。
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ブリッジ接着前に、ブリッジをペーパーがけして、オイルを塗りキレイにしました。
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弦を張りチューニングを合わせて、翌日に確認。
ブリッジは隙間が開くこともなくしっかり付いている。
ブレーシングは確認できないが多分大丈夫だろう。

弦高は0.1ミリほど下がったかな~ってくらい。

音の鳴りは格段に良くなった。修理前と比べると、弾いた振動がちゃんと伝わっている感じで、音の迫力が違う。

細かくチェックしていくと3、4弦の12フレットがビビり13フレットがまともに鳴らない。
数週間後には少しビビりが出るくらいに落ち着いたが。

あと1、2弦のローポジションが押さえにくい感じ。 ナット溝をまだ深くできそうだが、セッティング中に1弦が切れ、予備の弦がライトゲージしかなかったので1弦だけライトゲージで、その他はエクストラライトになっているので、とりあえずナット溝はこのままで。

1、2弦のローポジションのフレットが削れて溝になっているのも気になるが、今回はここまでにしておこう。

今回のメンテで鳴り、音色も良くなり満足!

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ブリッジ浮きとブレーシング剥がれ Kansas W-180

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以前ブリッジ浮きを簡易補修してみたが効果なく放置してたKansas

YAMAHA FG-160のメンテをして弾きやすくなったし、このギターも自分でできる範囲でキッチリとメンテして使えるギターにしたいなと。

ブリッジの浮きはこんな感じ
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やはりブリッジをちゃんと剥がしてトップ、ブリッジの接着面をしっかり修正して張り直さないとダメだね。
弾きながら色々チェックした。
音もなんか薄っぺらく感じるし、弾きにくい。
弦高は持っている他のギターと同じくらいの高さだが。
ナットがブラス製で調整しづらかったので、もっとナット溝を追い込んだ調整をしないとダメか。
ボディ内部も確認してみると...前に気づかなかったし気にもしてなかったが、トップ側のブレーシングが剥がれて隙間がある( ゚ロ゚)!!
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剥がれは上部の1弦側。
トップが膨らみ、ブリッジが剥がれてくるくらいだから内部のブレーシングもこうもなるよな~

どうやって修理すればいいか調べて準備。

まずはブリッジを剥がす。
あて布をしてアイロンで加熱。高温でやった。
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端からヘラを入れる。結構ガッチリ貼り付いていてヘラがなかなか進まない。
ヘラを数本使い、加熱してはヘラを動かしてを繰り返し。
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外れたが、トップ材もかなり剥がれてしまった。

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タイトボンドと瞬間接着材で剥がれたとこを接着。

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ブレーシングの接着にはいる。
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タイトボンド、ダイソーで買った注射器、ヘラ、薄いプラスチックを切ってヘラ代わりに

接着するブレーシングの位置をわかりやすくするため、マグネットで位置を探りながらマスキングテープを貼った。
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トップ膨らみの矯正のため自作したクランプで、トップ、バックをクランプし内部からはブレーシングを押し上げる。
この押し上げる道具は水道管の継手と丸棒を使ってやってみました。

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道具の準備をし、作業をイメトレし開始!

注射器にタイトボンドを入れブレーシングの隙間に注入。 ヘラで隙間にしっかりボンドが入るように押したり撫で付けたり。
手探りなので難しい。 鏡で確認しボンドがちゃんと塗れてるか確認したらクランプ。
外側を思い切り押さえつけたら内部からもブレーシングを固定。

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はみ出たり垂れたボンドを濡れタオルで拭き取り、丸1日固定。
クランプ、内部の突っ張りを外してみる。くっついてはいるが、ボンドをつける範囲、量が足りない感じがして心配なので、もう一度ボンドを塗りつけ固定。

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湿度の高い梅雨時だしトップの膨らみ矯正にもいい時期かと思い、10日ほどこのままにしときました。
ブリッジの接着に入る。
ボディーの凸凹の大きい所は彫刻刀で削り、あとは120番のペーパーで研磨。
ブリッジの接着面も研磨。トップの膨らみに合わせてRをつける感じで削ってみたが、そんな上手い具合にはいかず、はまりそうだったので結局、普通にフラットに削りました。
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いよいよブリッジの接着。
クランプが3つあればブリッジピンを2ヵ所に入れてからクランプすればいいんだけど、クランプ2個と自作の治具だと、ブリッジピンを入れて固定できないので、不要なブリッジピンの頭をブリッジの面より出ないくらいにカットして使いました。
タイトボンドを塗りブリッジにピンを入れ、自作治具でブリッジを挟みこみ、両端をクランプ。

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内部
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クランプしはみ出たタイトボンドを濡れタオルで拭き取り24時間固定した。
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翌日、クランプを緩め治具を外す・・・
しくじった!
治具がガッチリ接着されてしまった。治具の表面にビニールテープとか貼り付けとかなきゃ、こうなるよな💦

表側はカッターで切れ目を入れてヘラを入れて外れたが、内部はどうしよう・・・

タイトボンドの剥がし方を検索してみる。
熱を加えてから何とかするしかない。
家にある普通のドライヤーではサウンドホール内には入らないので、ドンキで小さいドライヤーを1000円で購入。
内部から外に出てるネジを緩めてボディー内部に引っ込めて手で掴めるようにしてからドライヤーで加熱。
熱すぎてドライヤーが止まってしまうくらい加熱した。
そして内部に出てるネジを掴みゆすってみると、そんなに抵抗なく外れた\(^o^)/

ブリッジプレートを少し痛めてしまったが、元々補修するつもりだったので、この程度で済んでよかった。
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大きなメンテは終わったので、あとはゆっくり仕上げよう。